2011年 7月 09日(土曜日) 13:37

日本と中国のAppStoreの規模の比較

 

中国でiPhoneユーザー数が増えています。東京では電車に乗ると同じ車両に3〜4人はiPhoneをいじっている人を見かけるようになりましたが、中国でも似たような状況になっているようです。そこで、日本と中国のAppStoreの規模の比較を考えてみました。

まずは、DISTIMOの今年の6月の無料レポートで、アジアのiTunes AppStore特集が出ていたので見てみます。


上の図はトップ300の有名アプリのダウンロードボリュームを表したものです。日本・中国・韓国はアメリカと同じバンドに分類されていて、AppStoreの規模は大きいことがわかりますが、無料レポートだからか、残念ながら4段階でしか表されておらず、国ごとの比較ができません。

ちなみに、このレポートの本文では、韓国のダウンロード数が、人口の多い日本や中国と比較しても「突出している」と書かれています。(人口比でということなのか、ダウンロード数自体が突出しているのかは定かではありません。)

日本と中国のAppStoreの規模を比較する方法はないものかと考えていたところ、私の作っているiPhoneアプリ『シンプル・ダイエット』(無料アプリ。英語・日本語・中国語に対応)の無料総合ランキングでの順位が、7月6日と7日に奇跡的に200位前後で同じになりました。(七夕の奇跡。下のグラフの水色とピンクのプロットを見てください。)

総合ランキングで同じ位置に居るときの両国のAppStoreでのダウンロード数を比較すれば、それぞれのAppStoreの規模がだいたい分かるのではないかと思い、比較してみました。(7日の夜には中国での順位が下がってやや乖離してしまいましたが、ダウンロード数のレポートは1日毎にしか出ないのでご勘弁を。)

日付 日本 中国
7/6 1,031 1,816
7/7 866 611
平均 948.5 1,213.5

順位がぴったり同じではなく、状況にもよるので解釈は難しいですが、中国のAppStoreは日本よりも若干規模が大きいぐらいな感じかなと思います。

また、中国では有料アプリよりも無料アプリが断然人気のようなので、有料アプリではまた規模は異なると思います。先程のDISTIMOのレポートでは、トップ300アプリのうち、有料の割合は日本では6.05%であるのに対し、中国では0.99%、売価の平均では、日本では$3.33なのに対し、中国では$2.56とのこと。この点、日本はまだまだ豊かな先進国であることが感じられます。

人口が日本の10倍の中国。大都市部のみならず、今まで貧しかった郊外の人たちが急激に豊かになっており、中国でのiPhoneユーザー数の伸びは今後も期待できそうです。

最終更新日: 2011年 7月 09日(土曜日) 14:42
くらち たかよし

くらち たかよし

モバイル・Webアプリ作家。最近は主にiPhoneアプリ制作を手がける。企画から、UIデザイン、設計、実装、テスト、多言語対応、ユーザーサポートまでを1人〜数人の個人で行う全人的開発手法の確立を目指している。

使う言語はObjective-C, C++, C#, Java, PHPなど。Web関連で使うものはCakePHP, MySQL, Joomla! CMSなど。デザインはシロウトながらPhotoshopとIllustratorをなんとかがんばって使う。

場所や時間に縛られない、インターネット時代の新しい働き方、自由な生き方を模索中。海外移住、低予算&低リスク起業、キャリアデザイン、心理学などにも興味あり。

Web: awaresoft.jp/